秋の気配がいよいよ深まり、各地で紅葉の便りが聞かれる季節となりました。カメラバッグを背負って、色とりどりの木々を追いかけるのが楽しい時期ですね。
今回は、古都・鎌倉にある「浄智寺(じょうちじ)」を、私の撮影記と共にフォトスポットとしてご紹介します。 鎌倉には数多くの紅葉スポットがありますが、浄智寺は派手さこそありませんが、しみじみとした秋の深まりを感じられる、写真家魂をくすぐる場所でした。 愛機「EOS 5D Mark IV」を手に、どのような景色に出会えたのか、じっくりとお話ししていきます。
浄智寺とは
苔むした参道の階段と鐘楼のある山門が印象的な鎌倉五山の第四位の寺です。
浄智寺は、鎌倉幕府第5代執権北条時頼の三男である北条宗政が亡くなった折、その菩提を弔うために1281年頃に創建されました。
現在は、総門・山門(鐘楼)・庫裏・仏殿(曇華殿)が残るのみです。
山門は鐘楼を兼ねた珍しいもので、1340(暦応3)年の銅鐘がおかれています。
見どころ
浄智寺の紅葉の最大の見どころは、なんといっても「苔」と「紅葉」の共演です。 山門へと続く古い石段は、青々とした苔に覆われています。その上に、赤や黄色に色づいたカエデの葉が舞い落ち、敷き詰められる様子は、この世のものとは思えない美しさです。 また、境内奥にある布袋尊の像周辺や、茅葺き屋根の本堂(曇華殿)と紅葉の組み合わせも、撮影ポイントとして人気です。
紅葉の見頃
11月下旬~12月下旬
営業時間
9:00~16:30
拝観料
- 大人(高校生以上):200円
- 小・中学生:100円
- 団体割引(30名以上)
大人(高校生以上):150円
場所
鎌倉市山ノ内1402
アクセス
- JR北鎌倉駅から徒歩6分
駐車場
浄智寺駐車場
専用駐車場があります。
- 住所:鎌倉市山ノ内1402
- 営業時間:9:00~16:30
- 収容台数:10台
その他
akippa(あきっぱ)や特P(とくぴー)では、近隣の駐車場の検索、予約ができます。
便利なので、是非ご活用ください。
宿泊施設
近隣の宿泊施設を紹介します。
KAMAKURA HOTEL
最上階にはリビングテラス付きの客室があり、館内にはお茶をテーマにした完全予約制の貸切サウナがあります。
KAMAKURA BARでは、おむすびとお味噌汁をはじめとする和風の朝食や、夜には厳選された日本酒や焼酎を楽しめるバーがあります。
料金は高めですが、一度は泊まってみたいホテルです。
ホテルメトロポリタン 鎌倉
JR鎌倉駅より徒歩2分のシティホテル。テーマは「心魅かれる新たな古都へ」日本建築独自の縁側の世界観を取り入れたロビーは中庭と一体になるような空間。小上がりつきのスーペリアルームや大きな窓から鶴岡八幡宮 二の鳥居を眺める角部屋など12タイプの客室があります。
鎌倉青山
交通アクセスの良い鎌倉青山は、地元の人々と訪れる人々が交流できる場を提供します。36室の客室は静寂を感じさせるシンプルで上質な空間で、心地良いひと時を演出します。また、朝食は豊かなスープを中心としたモーニングプレートやスパイスの香りが食欲をそそるカレーセットなど、カフェスタイルのメニューを提供。緑に囲まれた開放的なレストランで、地元の味を堪能できます。
撮影記:2023年11月25日、浄智寺にて
さて、ここからは実際に私が浄智寺を訪れた際の撮影記をお届けします。
撮影日は2023年11月25日。時刻は15時頃です。 天気は穏やかな曇りで、光が拡散しており、紅葉のしっとりとした色味を引き出すには絶好のコンディションでした。
使用した機材は、信頼の「EOS 5D Mark IV」と、万能ズームレンズ「EF24-70mm F2.8L II USM」の組み合わせです。このセットは、風景撮影からポートレートまで、あらゆるシーンに対応できるため、鎌倉散策には最適です。
北鎌倉駅から歩くこと数分。線路沿いの喧騒を離れ、浄智寺の参道へ足を踏み入れると、一気に空気が変わったのを感じました。ひんやりとした森の気配と、どこからか漂うお香の匂い。
苔の石段、その圧倒的な存在感
参道を進むと、目の前にあの有名な苔むした石段が現れました。 苔の緑が、想像以上に深く、瑞々しい。その上に、所々、散り始めたモミジの葉が。 この瞬間、私はシャッターを切らずにはいられませんでした。

EF24-70mmのワイド端(24mm)を使い、石段の下から見上げるアングルで構えました。 絞りはF8まで絞り込み、手前から奥までピントが合うようにパンフォーカスで撮影。石段の一段一段の質感、苔の細部、そして頭上を覆う木々の葉脈まで、しっかりと描写することに集中しました。

石段を上っていくと、古びた山門が迎えてくれました。 この山門は、浄智寺の歴史を感じさせる、風格のある佇まいです。 山門の屋根は瓦葺きで、その周りを色鮮やかなカエデが囲んでいます。
ここでの撮影は、F2.8の明るさを活かし、手前の植え込みを大きくボカして、山門と奥へと続く道を強調しました。
茅葺き屋根と、燃えるような赤
境内をさらに奥へ進むと、茅葺き屋根の本堂が見えてきました。 茅葺き屋根の質感は、それだけで歴史と温かみを感じさせますが、その横に、燃えるような真っ赤なモミジが。


このモミジは、今回の撮影で出会った中で、最も鮮やかに色づいていました。 茅葺き屋根を背景に、モミジの赤をどのように配置するか。 いくつかの構図を試した結果、モミジを左側に大きく配置し、右側に茅葺き屋根と本堂の窓を写し込むことで、古都の秋の静寂さを表現する構図に決定。
ここでは、F5.6程度まで絞り、モミジの葉一枚一枚の形と、茅葺きの質感を両立させました。 EOS 5D Mark IVのピクチャースタイルを「風景」に設定し、彩度とコントラストを少し高めることで、モミジの赤をより印象的に仕上げました。 曇りの日ならではの、しっとりとした、けれど力強い秋の色。 この写真を撮れただけで、今日ここに来た甲斐があったと確信しました。
撮り終えて
派手なライトアップや、混雑する大きな寺院とは違い、浄智寺には、ゆっくりと、自分と、そして景色と向き合える時間があります。 苔の石段を踏みしめる音、風に揺れる葉の音、そしてEOS 5D Mark IVのシャッター音。 それらが心地よく調和した、素晴らしい撮影体験でした。
本日使った機材
快適な撮影旅行のために:R&Y Rentalでスーツケースを借りる
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憧れの機材で、最高の秋を撮る:GOOPASSでカメラをレンタル
今回、私が使用した機材は「EOS 5D Mark IV」と「EF24-70mm F2.8L II USM」ですが、これは私自身の愛機です。 しかし、写真好きの方の中には、「憧れのフルサイズ一眼を使ってみたい」「この紅葉撮影のために、最高峰のレンズを試してみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
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まとめ:苔階段と紅葉、静寂に包まれた鎌倉の秋
鎌倉・浄智寺の紅葉、いかがでしたでしょうか。 苔むした石段と、燃えるような紅葉のコントラスト、そして茅葺き屋根の古都らしい情景。 そこは、都会の喧騒を忘れさせてくれる、静寂と美しさに満ちた場所でした。
EOS 5D Mark IVを手に、じっくりとファインダーを覗き、シャッターを切る。 その一枚一枚に、鎌倉の秋の息吹を閉じ込めることができたような、そんな気がしています。
派手さはありませんが、しみじみとした日本の秋の良さを、写真で表現したいなら、浄智寺は自信を持っておすすめできるフォトスポットです。 ぜひ、あなたの愛機を手に、北鎌倉の静寂な森へ、秋の気配を探しに訪れてみてください。
きっと、あなただけの、心に響く一枚が撮れるはずです。
