鎌倉の紅葉巡りにおいて、絶対に外せない聖地といえば、JR北鎌倉駅の目の前に広がる名刹「円覚寺」です。禅寺ならではの静謐な空気感と、歴史ある木造建築が色鮮やかなカエデに包まれる光景は、まさに一幅の絵画。
今回は、フルサイズ一眼レフを携えて、最も紅葉が美しく色づく時期に円覚寺を訪れた際の「撮影記」とともに、フォトスポットとしての魅力を徹底解説します。
円覚寺とは
鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。
臨済宗円覚寺派の本山で、鎌倉五山の第二位。
妙香池、白鷺池などの池があり、国の名勝に指定されています。
紅葉の見頃
11月中旬~12月上旬
拝観時間
- 3月から11月 8:00~16:30
- 12月から2月 8:00~16:00
料金
- 大人:500円
- 小・中学生:200円
- 市内高齢者:200円(要福寿手帳)
- 障害者無料(要障害者手帳)
場所
鎌倉市山ノ内409
アクセス
- JR「北鎌倉駅」から徒歩1分
駐車場
専用の駐車場はありません。
akippa(あきっぱ)や特P(とくぴー)では、近隣の駐車場の検索、予約ができます。
便利なので、是非ご活用ください。
宿泊施設
近隣の宿泊施設を紹介します。
KAMAKURA HOTEL
最上階にはリビングテラス付きの客室があり、館内にはお茶をテーマにした完全予約制の貸切サウナがあります。
KAMAKURA BARでは、おむすびとお味噌汁をはじめとする和風の朝食や、夜には厳選された日本酒や焼酎を楽しめるバーがあります。
料金は高めですが、一度は泊まってみたいホテルです。
ホテルメトロポリタン 鎌倉
JR鎌倉駅より徒歩2分のシティホテル。テーマは「心魅かれる新たな古都へ」日本建築独自の縁側の世界観を取り入れたロビーは中庭と一体になるような空間。小上がりつきのスーペリアルームや大きな窓から鶴岡八幡宮 二の鳥居を眺める角部屋など12タイプの客室があります。
鎌倉青山
交通アクセスの良い鎌倉青山は、地元の人々と訪れる人々が交流できる場を提供します。36室の客室は静寂を感じさせるシンプルで上質な空間で、心地良いひと時を演出します。また、朝食は豊かなスープを中心としたモーニングプレートやスパイスの香りが食欲をそそるカレーセットなど、カフェスタイルのメニューを提供。緑に囲まれた開放的なレストランで、地元の味を堪能できます。
撮影記:2023年11月25日、秋陽に透ける円覚寺を歩く
2023年11月25日。鎌倉が最も華やぐこの季節、私は愛機 Canon EOS 5D Mark IV に、信頼を置く標準ズームの銘玉 EF24-70mm F2.8L II USM を装着し、北鎌倉の駅に降り立ちました。
時刻は15時頃。冬が近づくこの時期の15時は、太陽が傾き始め、光が柔らかく黄色味を帯びる「ゴールデンタイム」の始まりです。斜光がカエデの葉を透過し、ステンドグラスのように輝かせる最高のコンディションでした。
歴史を彩る深紅のカーテン
境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは、山門周辺を彩る圧倒的な紅葉でした。

最初の一枚では、ボケ味の美しさを活かすために絞りを開放気味にし、手前の紅葉にフォーカスを合わせました。背景にぼんやりと浮かび上がるのは、円覚寺の象徴とも言える重厚な屋根。このEF24-70mmの素晴らしいところは、ピント面の鋭い解像感と、とろけるようなボケのコントラストです。古い木造建築の質感と、生命力溢れる赤。この対比こそが、円覚寺撮影の真骨頂だと感じました。
茅葺き屋根と階段の静寂
さらに奥へ進み、塔頭の一つである正続院付近へ。 そこには、茅葺き屋根の門へと続く階段がありました。階段には散り始めた紅葉の葉が絨毯のように広がり、頭上からは黄色、オレンジ、赤と、見事なグラデーションのカエデが覆い被さります。

ここでは広角側の24mm付近を使い、階段下から見上げる構図で撮影。シンメトリーに近い構図にすることで、禅寺特有の「整った美」を表現しました。15時を過ぎて影が長くなってきましたが、シャドウ部の粘りが強い5D Mark IVのおかげで、暗部のディテールを潰さずに、しっとりとした空気感を残すことができました。
人々の営みと季節の融合
最後に向かったのは、多くの参拝客が行き交う山門前の階段です。 観光客の皆さんが感嘆の声を上げながらスマートフォンを構える姿。その光景そのものが、この場所が愛されている証拠だと思い、シャッターを切りました。

紅葉のアーチが人々を包み込むような構図。人物が入ることで、静寂な寺院の風景に「動」の要素が加わり、写真にストーリーが生まれます。マスクをしながらも、目元から伝わる皆さんの楽しそうな表情が、2023年の秋を象徴しているようでした。
撮影を終える頃には、陽はさらに傾き、境内全体が黄金色に包まれました。円覚寺の紅葉は、ただ赤いだけではなく、歴史という重みが色の深さを引き立てている。そんなことを再確認した撮影行でした。
本日使った機材
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まとめ:色褪せない記憶を、円覚寺の紅葉とともに
円覚寺の紅葉は、単なる自然現象以上の「精神的な美しさ」を感じさせてくれます。古き良き日本の建築と、燃えるような自然の色彩が融合する瞬間は、何度訪れても新しい感動を与えてくれます。
今回の撮影を通して感じたのは、光を読み、機材の特性を活かし、そして何よりその場の空気を楽しむことの大切さです。皆さんもぜひ、お気に入りの機材を手に、北鎌倉の静かな秋を探しに行ってみてください。きっと、あなただけの特別な一枚が撮れるはずです。