季節はすっかり秋から冬へと移り変わろうとしていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。カメラを片手に、美しい景色を求めてあちこち歩き回るには最高の季節ですよね。
今回は、神奈川県川崎市にある「東高根森林公園」の紅葉撮影記をお届けします。川崎というと工業地帯や商業施設のイメージが強いかもしれませんが、実はこんなにも自然豊かで、四季の移ろいを肌で感じられる素晴らしい場所があるんです。この記事では、東高根森林公園のフォトスポットとしての魅力から、私が実際に撮影した写真とエピソード、そして撮影旅行に役立つおすすめのサービスまで、たっぷりとご紹介していきます。ぜひ、次回の撮影のお出かけの参考にしてみてくださいね!
東高根森林公園とは
神奈川県立東高根森林公園は、多摩丘陵の面影を色濃く残す、県内でも有数の自然豊かな公園です。都市部にありながら、一歩足を踏み入れるとそこには別世界が広がっており、日々の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間となっています。
見どころ
最大の魅力は、なんといってもその豊かな自然と歴史の調和です。園内には県指定天然記念物である「シラカシ林」が広がり、樹齢を重ねた木々が力強くそびえ立っています。また、弥生時代から古墳時代にかけての「東高根遺跡」が公園内にあるため、古代の息吹を感じながら散策を楽しむことができます。 秋の季節になると、湿生植物園周辺のモミジやイチョウが鮮やかに色づき、公園全体が錦秋の衣をまといます。池の周りに配置された木道や東屋(あずまや)など、風景写真のアクセントとなる人工物も美しく整備されており、どこを切り取っても絵になる素晴らしいロケーションです。
紅葉の見頃
11月上旬~12月上旬
営業時間
24時間利用できます。
料金
無料で楽しめます。
場所
神奈川県川崎市宮前区神木本町2-10-1
アクセス
- 武蔵溝ノ口駅/溝の口駅から
JR南武線「武蔵溝ノ口駅」、田園都市線「溝の口駅」南口より、川崎市営バス2番のりば(溝15・16系統)、3番のりば(溝10・11・17・18・19系統)に乗車して、「森林公園前」で下車後、徒歩3分 - 向ヶ丘遊園駅から
小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口より、川崎市営バスでは(溝19系統 溝口駅南口行き)に乗車して、「森林公園前」で下車後、徒歩3分 - 登戸駅から
JR南武線、小田急線「登戸駅」より川崎市営バス(登05・06)に乗車いただき「神木本町」で下車後、徒歩20分
駐車場
東高根森林公園駐車場
- 住所:神奈川県川崎市宮前区神木本町2-10-1
- 営業時間:8:30~19:00
- 収容台数:112台
- 利用料金:平日無料
その他
akippa(あきっぱ)や特P(とくぴー)では、近隣の駐車場の検索、予約ができます。
便利なので、是非ご活用ください。
東高根森林公園の撮影記
ここからは、私が実際に東高根森林公園に足を運び、紅葉を撮影してきた際の記録をお届けします。
撮影に訪れたのは、2023年12月3日の14時頃です。見頃のピークを少し過ぎたかな?というタイミングでしたが、まだまだ美しい紅葉を楽しむことができました。午後2時という時間は、冬に近づくにつれて太陽の高度が下がり始め、光が斜めから差し込むため、風景に立体感が出やすく、紅葉を透過する美しい光を捉えるには絶好の時間帯です。
今回、撮影に持ち出した機材は以下の通りです。
- カメラボディ:Canon EOS 5D Mark IV
- レンズ:EF24-70mm F2.8L II USM
風景撮影においては、フルサイズセンサーが描き出す階調の豊かさと、高画素による精細な描写力が欠かせません。長年愛用しているEOS 5D Mark IVは、どんな環境でも期待に応えてくれる信頼の相棒です。そしてレンズは、キヤノンが誇る大三元標準ズーム。広角端の24mmで風景をダイナミックに切り取ることも、望遠端の70mmで被写体を引き寄せ、美しいボケ味を活かした表現をすることもできる、まさに万能レンズです。今回の紅葉撮影のように、歩きながら様々なシチュエーションに出会う公園での撮影には、この1本があれば大抵の場面に対応できます。
池と東屋が織りなす秋の箱庭

公園の中心部にある池のほとりで撮影しました。 画面の左側から大きくせり出すように枝を伸ばすモミジの木。その葉は黄色からオレンジ、そして赤へと見事なグラデーションを描いており、まさに秋の深まりを感じさせます。右奥には趣のある東屋があり、そこへ続く小さな太鼓橋が架かっています。
この構図を見た瞬間、縦構図で空間の広がりを表現したいと考えました。左上の紅葉を大きな前ボケ、あるいは主題の一部として配置し、視線を自然と右奥の東屋へと誘導する構図です。 水面には周囲の木々がリフレクションとして映り込み、深い緑色をした水面が、鮮やかな紅葉の色をより一層引き立ててくれています。そして、手前の水面をスィーッと泳ぐ一羽のカモ。風景写真の中に動物などの動く被写体が入ると、写真に静と動の対比が生まれ、生命感が宿ります。カモがちょうど良い位置に来るのを息を潜めて待ち、シャッターを切りました。 レンズの解像力の高さを活かすため、絞りはF8程度まで絞り込み、手前の葉から奥の東屋までしっかりとピントが合うようにパンフォーカス気味に撮影しています。
木漏れ日の中を歩く、秋の休日の風景
ここは湿生植物園の上に設置された木道です。 午後の斜光線が木々の間から差し込み、木道の上に美しい光と影の縞模様を描き出していました。右側の木々はまだ黄葉の段階で、逆光気味の光を浴びて葉が黄金色に透き通って輝いています。

ここでは、純粋な自然風景だけでなく、公園を楽しむ人々の姿を風景の一部として切り取りたいと思いました。木道を歩く親子の後ろ姿が、この場所の長閑で温かい雰囲気を象徴しているように感じたからです。 構図としては、木道が画面の手前から奥へと続く「リーディングライン(視線誘導線)」の役割を果たしており、見る人の視線を自然と歩く人々、そしてその奥の森へと導きます。 EF24-70mmの標準域(おそらく35mm前後)を使用し、人間の目で見た自然なパースペクティブを意識しました。明暗差の激しいシチュエーションでしたが、EOS 5D Mark IVの広いダイナミックレンジのおかげで、日向の白飛びを抑えつつ、影の部分のディテールもしっかりと残すことができました。落ち葉が散りばめられた木道の質感も、リアルに描写されています。
前ボケで視線を誘導する、橋の上の情景

少し離れた位置から先ほどの太鼓橋を見据えた一枚です。 手前にはまだ緑色を残す木々の葉が生い茂っており、奥には燃えるように赤いモミジ、そして橋の上を歩く人々の姿が見えます。
この写真を撮影する際、最も意識したのは「奥行き感(立体感)」の演出です。手前にある緑の葉をレンズのすぐ近くに配置し、絞りを開け気味(F4〜F5.6付近)に設定することで、手前の葉を大きくぼかしました(前ボケ)。 前ボケを作ることで、写真に層(レイヤー)が生まれ、二次元の写真の中に三次元的な奥行きを感じさせることができます。また、ぼやけた手前の空間の奥にピントの合った橋と人々を配置することで、そこがまるで額縁のように機能し(トンネル構図)、メインの被写体である橋の上の情景へと見る人の視線を強く引きつける効果があります。 背景の赤や黄色の紅葉と、手前の緑の対比も、季節の移り変わりを表現する上で良いスパイスになりました。焦点距離は70mm付近までズームし、圧縮効果を少し効かせることで、奥の紅葉の密度を高めて見せています。
見下ろす視点で切り取る、秋の造形美

は、高台から下の広場にある東屋を見下ろすように撮影したものです。 普段、風景を撮影する際はアイレベル(自分の目の高さ)で構えることが多いですが、視点の高さを変えるだけで全く違う世界が見えてきます。この場所からは、東屋の屋根全体と、その横に立つ見事な赤いモミジを一枚の絵に収めることができました。
左側に配置されたモミジは、まさにこの時のピークと言えるほどの深い赤色をしており、冬の近づく冷たい空気の中で燃え上がるような生命力を感じさせます。一方、右下の東屋の屋根には落ち葉が散乱し、木漏れ日がまだら模様を作っています。 この写真では、自然の造形美(紅葉)と人工物の造形美(東屋の幾何学的な屋根)の対比を狙いました。屋根の直線的なラインと、モミジの枝葉の有機的な曲線の組み合わせが面白いと感じたからです。 また、光の当たり方も絶妙でした。モミジにはしっかりと光が当たりその色を強調しているのに対し、背景の森は深い影の中に沈み込んでいます。この明暗差が、赤いモミジをより一層ドラマチックに浮かび上がらせています。紅葉撮影において、光を読むことの重要性を改めて実感した一枚です。
本日使った機材
遠方からの撮影旅行なら!「agoda(アゴダ)」でお得にホテルを予約しよう
さて、素晴らしい風景を求めて、時には遠方への撮影旅行を計画することもあるでしょう。川崎の東高根森林公園はアクセスも良いですが、早朝の人がいない時間帯や、朝霧を狙うのであれば、前日から近くのホテルに宿泊するのも一つの手です。
そんな遠征撮影旅行の強い味方になってくれるのが、ホテル予約サイトのagoda(アゴダ)です。 agodaの魅力は、なんといってもその圧倒的な掲載施設数と、割引率の高さです。国内のビジネスホテルから高級旅館まで幅広く網羅しており、独自の割引クーポンやタイムセールを頻繁に実施しているため、驚くほどリーズナブルな価格で宿泊できることが多々あります。 さらに、地図上からホテルを検索できる機能が非常に便利。撮影予定のスポット(今回の場合は東高根森林公園や溝の口駅周辺)の近くで、予算や条件に合ったホテルを視覚的に探すことができます。浮いた宿泊費で、撮影後の美味しいご飯を楽しんだり、新しいカメラアクセサリーを買ったりと、旅の満足度をさらに上げることができますよ。次回の撮影旅行の計画には、ぜひagodaをチェックしてみてください!
重い機材と荷物はスーツケースで!「R&Y Rental」で快適な撮影旅を
カメラを持っての旅行は、どうしても荷物が多くなりがちです。カメラボディに複数のレンズ、頑丈な三脚、予備のバッテリー、そして冬の撮影となれば防寒着も必須。これらをすべてリュックに詰め込んで移動するのは、体力的にかなりしんどいですよね。撮影地に到着する前に疲れ果ててしまっては元も子もありません。
そんな時におすすめしたいのが、スーツケースレンタルサービスのR&Y Rental(アールワイレンタル)です。 「スーツケースなんて持っているよ」という方も多いかもしれませんが、R&Y Rentalを利用する最大のメリットは、リモワやサムソナイトといった「高品質で軽量、かつキャスターの動きが非常にスムーズな高級スーツケース」を必要な時だけ手軽に借りられる点にあります。 重い機材を安全に運ぶには、頑丈なハードケースが安心です。駅や空港からホテルまでの移動を、高級スーツケースの滑らかなキャスターでコロコロと快適に移動できれば、体力の消耗を大幅に防ぐことができます。サイズ展開も豊富なので、1泊2日の弾丸撮影旅行から、1週間の長期遠征まで、荷物の量に合わせて最適なサイズを選ぶことができます。使用後はそのまま返却できるので、自宅の収納スペースを圧迫しないのも嬉しいポイントです。快適な撮影旅のために、ぜひR&Y Rentalを検討してみてはいかがでしょうか。
憧れのレンズで最高の紅葉を!カメラ機材レンタル「GOOPASS」
今回の撮影では、私物のEF24-70mm F2.8L II USMを使用しましたが、「あの風景を、もっと超広角でダイナミックに撮りたい」「野鳥を遠くから超望遠レンズで狙いたい」など、撮影地に行ってみて初めて「違う機材があれば…!」と思うことは少なくありません。しかし、高価なレンズを何本も購入するのは現実的ではないですよね。
そこでおすすめなのが、カメラ機材のサブスクリプションレンタルサービスGOOPASS(グーパス)です。 GOOPASSは、月額定額制で数多くのカメラボディやレンズを入れ替え放題でレンタルできる画期的なサービスです。「今週末は紅葉を撮りに行くから、普段は使わない70-200mmのF2.8の望遠ズームを借りよう」「星空撮影のために、明るい単焦点の超広角レンズを試してみたい」といった要望を、手軽に叶えることができます。 もちろん、キヤノンだけでなくソニーやニコン、富士フイルムなど各社の最新機材が揃っているため、気になる新しいカメラボディの試し撮りとして利用するのにも最適です。購入前にじっくりと実際のフィールドで使い勝手を試すことができるのは、大きなメリットです。 最高の瞬間を逃さないために、そして自分の表現の幅を広げるために。次の撮影には、GOOPASSで憧れの機材をレンタルして挑んでみてはいかがでしょうか?新しい視点が、あなたの写真ライフをより豊かにしてくれるはずです。
まとめ:秋の深まりを感じる東高根森林公園で、心満たされる撮影を
いかがでしたでしょうか。今回は神奈川県川崎市にある東高根森林公園の紅葉フォトスポットと、2023年12月に撮影した際の記録をご紹介しました。
都市の近くにありながら、これほどまでに豊かな自然と静寂が保たれている場所は大変貴重です。歴史あるシラカシ林を抜け、紅葉に彩られた池のほとりを歩きながらシャッターを切る時間は、写真愛好家にとって至福のひとときでした。 光の向きを考え、前ボケを作り、視点を変えてみる。レンズを通して風景と対話する楽しさを、改めて感じさせてくれる素晴らしいロケーションです。
四季折々の表情を見せてくれる東高根森林公園。紅葉の季節はもちろん、新緑の春や深緑の夏にも、また違った美しい景色が広がっていることでしょう。皆様もぜひカメラを持って、この美しい公園に足を運んでみてください。きっと、あなただけの特別な一枚が撮れるはずです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、また次回の撮影記でお会いしましょう!