こんにちは! 肌寒い風が吹き始め、街の木々が少しずつ色づき始めると、カメラマンの血が騒ぎますよね。秋は一年の中で最も風景写真が楽しくなる季節の一つです。
今回は、東京のど真ん中でありながら、圧倒的なスケールで秋の絶景を楽しめる「新宿御苑」をピックアップします。ビル群と豊かな自然が織りなすコントラストは、ここでしか撮れない唯一無二の被写体です。
本記事では、新宿御苑の紅葉の見どころや基本情報といったフォトスポットとしての魅力から、おすすめの近隣宿泊施設、そして私が実際に愛機を片手に歩き回った熱気あふれる撮影記まで、たっぷりとお届けします。遠方から東京への撮影旅行を計画している方や、週末のカメラ散歩の行き先を探している方は、ぜひ最後までじっくりとお付き合いください!
新宿御苑とは
新宿御苑は、広さ58.3ヘクタール、周囲3.5kmという広大な敷地を持つ国民公園です。元々は皇室の庭園として造られましたが、戦後に一般公開されました。風景式庭園、整形式庭園、日本庭園という異なる3つの様式を巧みに組み合わせた名園であり、どのエリアを切り取っても絵になる、まさにフォトグラファーのためのオアシスです。
※注意点: 新宿御苑では、自然保護や他の来園者の迷惑となるため、三脚や一脚の使用が原則として禁止されています(持ち込み自体は可能ですが、使用はできません)。そのため、手ブレ補正の効く機材を選ぶか、ISO感度とシャッタースピードをコントロールしての手持ち撮影が必須となります。明るいレンズを持っていくことを強くおすすめします。
見どころ
新宿御苑の紅葉の最大の見どころは、その圧倒的な「種類の豊富さ」と「和洋折衷の景観」です。 広大な敷地内には、プラタナス、イチョウ、モミジ、カエデ、メタセコイアなど、色づく木々が数多く植栽されています。特にフランス式整形庭園のプラタナス並木は、まるでヨーロッパの秋に迷い込んだかのようなロマンチックな写真が撮れます。一方で、日本庭園エリアに足を運べば、趣のある池や雪見灯籠とともに、真っ赤に燃えるようなモミジを撮影することができ、一つの公園内で全く異なるテイストの秋をカメラに収めることができるのが最大の魅力です。
紅葉の見頃
新宿御苑の紅葉は、木々の種類が多いため、見頃が長く続くのが特徴です。 例年、11月中旬から12月上旬にかけてがピークとなります。まずはハナミズキやユリノキが色づき始め、続いてプラタナスやイチョウが黄金色に輝き、最後に日本庭園のモミジが真紅に染まります。11月下旬に訪れれば、様々な色彩が入り混じった最も華やかなグラデーションを楽しむことができるでしょう。
営業時間
9:00~16:00 (16:30閉園)
料金
- 一般:500円
- 65歳以上・学生(高校生以上):250円
- 中学生以下無料
場所
東京都新宿区内藤町11
アクセス
新宿門までのアクセス
- JR・京王・小田急線 新宿駅南口より徒歩10分
- 西武新宿線 西武新宿駅より徒歩15分
- 東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口1より徒歩5分
- 東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅E5出口より徒歩5分
- 都営新宿線 新宿三丁目駅C1・C5出口より徒歩5分
大木戸門までのアクセス
- 東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口2より徒歩5分
千駄ヶ谷門までのアクセス
- JR総武線 千駄ヶ谷駅より徒歩5分
- 東京メトロ副都心線 北参道駅出口1より徒歩10分
- 都営大江戸線 国立競技場駅A5出口より徒歩5分
駐車場
akippa(あきっぱ)や特P(とくぴー)では、近隣の駐車場の検索、予約ができます。
便利なので、是非ご活用ください。
新宿御苑駐車場
- 住所:東京都新宿区内藤町11
- 営業時間:6:30~21:00(出庫は24時間可能)
- 収容台数
普通車:200台
大型車:5台 - 利用料金
新宿御苑入園者:120分まで600円、以後30分毎200円、最大料金(当日24時まで)2400円
一般利用者:20分毎300円、最大料金(当日24時まで)2700円
宿泊施設
近隣の宿泊施設を紹介します。
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア
都営大江戸線・国立競技場駅から徒歩1分、国立競技場や明治神宮外苑と隣接する自然豊かなロケーション。杜・水・光のコンセプトに合わせたオブジェを館内の随所に展示、足元から広がる窓を配したモダンな客室でくつろげます。宿泊者専用の大浴場のほか屋上テラスもご用意。
アパホテル〈新宿御苑前〉
新宿御苑前駅から徒歩1分、新宿駅から徒歩9分という好立地に位置する宿。新宿でも落ち着いたエリアで、コンパクトながら機能性を追求した客室が特徴です。地下1階には大浴場があり、都会の喧騒から離れた静かな空間を提供。光明石を使用したお湯で一日の疲れを癒します。また、壷風呂もご用意しております。朝食にはふわふわの焼き立てパンが人気で、厳選された素材を贅沢に使った料理を提供。ステーキやハンバーグ、グリル料理に全品食べ放題セットが付いており、ボリューム満点です。
ホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷
東京メトロ四谷三丁目駅から徒歩約1分、新宿から電車で5分という好立地に位置する宿。ビジネスや観光の拠点として最適です。自然光が差し込むお部屋は、洗練されたモダンシティーライフを体験できる空間。木のぬくもりと暖かな灯りに包まれ、心地よいひと時を過ごせます。全室インターネット接続無料、広々としたデスクスペースも完備。また、ホテル内にはワインビストロレストランがあり、手作りの和洋バイキングを楽しむことができます。四谷の名店から集めた一品やホテル自家製のお料理もご用意。
撮影記
ここからは、私が実際に新宿御苑に足を運び、秋の息吹をファインダー越しに切り取ってきた撮影記をお届けします。
この日は、抜けるような青空が広がる見事な秋晴れでした。時刻は正午。トップ光(真上からの光)になりがちで風景写真には難しい時間帯と言われることもありますが、紅葉に関しては、太陽の光が葉を透過してステンドグラスのように輝くため、日中の撮影も大いにアリです。 持ち出した機材は、私が長年絶大な信頼を寄せている「EOS 5D Mark IV」と、大三元標準ズームの「EF24-70mm F2.8L II USM」。約3,040万画素のフルサイズセンサーが描き出す豊かな階調と、Lレンズならではの息を呑むほどのシャープな解像感。広大な庭園の引きの画から、葉っぱ一枚の寄りまで、このレンズ一本で全てカバーできるのが強みです。三脚が使えない新宿御苑において、F2.8という明るさは手ブレを防ぐ大きな安心材料となります。
広大な敷地に足を踏み入れると、ひんやりとした秋の空気の中に、落ち葉の香りが微かに漂っていました。休日の昼時ということもあり多くの人で賑わっていましたが、敷地が広いため、少し歩けば静かに被写体と向き合える場所が見つかります。
水辺が描き出す、秋のシンメトリー
まず私が足を止めたのは、園内の池のほとりでした。 風がピタリと止んだ瞬間、目の前の景色がそのまま水面に反射し、見事な水鏡が生まれていました。高くそびえる針葉樹(メタセコイアなど)が、黄色からオレンジへと鮮やかに色づき、青空とのコントラストが目に飛び込んできます。 ここは焦点距離を広角側(24mm〜35mm付近)に設定し、空と水面をバランス良く配置しました。5D Mark IVのダイナミックレンジの広さが活き、空の深い青色と、反射した水面の微妙な揺らぎ、そして主役である木々の暖色が、肉眼で見た感動そのままに記録できました。

都会の象徴と、秋の色彩の競演
次に向かったのは、新宿御苑ならではの定番かつ至高の構図が狙えるポイントです。 手前には見事に枝を広げた松の緑、そして鮮やかなオレンジに色づいた大きなカエデ。その奥の木立からヌケるようにそびえ立つのが、NTTドコモ代々木ビルです。自然の力強さと、人間の作り上げた巨大な建築物。この二つが同じフレームに収まる奇跡的なバランス。 ここでは標準域(50mm付近)を使用し、歪みを抑えつつ主題を明確にしました。太陽の光がカエデの葉にたっぷりと降り注ぎ、見事な立体感を生み出しています。画面の四隅に余計な人工物が入らないよう、少ししゃがんだり立ち位置を微調整したりと、最適なフレーミングを探るのに時間をかけました。EF24-70mm F2.8L II USMのズームリングを回しながら画角を追い込んでいく作業は、ズームレンズならではの楽しさですね。

日本庭園の静寂、石灯籠と紅葉
最後は、雰囲気を変えて日本庭園エリアへ。 池の畔にひっそりと佇む雪見灯籠。その背後には、まるで炎のように真っ赤に染まったモミジが枝を伸ばしていました。これぞ「日本の秋」という静寂を感じる風景です。 ここではレンズの性能を最大限に活かすため、絞りを開放寄りのF4付近に設定。ピントを石灯籠の手前の質感、特に彫刻が施された部分にカチッと合わせ、背景の赤いモミジと奥の緑を柔らかくぼかしました。フルサイズセンサーと明るいレンズの組み合わせが描き出す、このとろけるようなボケ味。背景が適度にボケることで、主題である石灯籠の重厚感と、紅葉の鮮やかさがより一層引き立ちます。シャッターを切るたびに、モニターに映し出される画の美しさにため息が漏れました。

4時間ほど歩き回り、CFカードの中は秋の色彩でいっぱいになりました。重いカメラとレンズを首から下げて歩くのは体力が要りますが、素晴らしい景色に出会えた時の高揚感は、その疲れを全て吹き飛ばしてくれます。
本日使った機材
遠方からの撮影旅行には「R&Y Rental」で身軽に!
さて、今回の私のように、フルサイズの一眼レフカメラに大口径のズームレンズ、さらに着替えなどを詰め込むと、荷物はあっという間に重く、巨大になってしまいます。遠方から新幹線や飛行機に乗って東京へ撮影旅行に行く場合、この荷物の移動が最大のネックですよね。
そんな時におすすめしたいのが、スーツケースレンタルサービスの「R&Y Rental(アールワイレンタル)」です。 カメラ機材用の頑丈なバッグとは別に、着替えや日用品を入れる大きなスーツケースを買うのはコストもかかるし、何より家での保管場所に困ります。R&Y Rentalなら、リモワやサムソナイトといった高級ブランドの高機能・軽量スーツケースを、必要な期間だけ格安でレンタル可能です。 しかも、宿泊先のホテルへ直接配送し、帰りもホテルから返送するといった使い方も可能。重い荷物は全てレンタルケースに詰めて送ってしまい、当日はカメラバッグ一つで身軽に新幹線に乗り込み、そのまま新宿御苑へ直行!なんていうスマートな撮影旅行が実現します。体力勝負のカメラマンにとって、移動の疲労を軽減できるのは画質向上(集中力アップ)にも直結しますよ!
憧れの機材で紅葉を撮るなら「GOOPASS」のカメラサブスク!
今回の撮影では愛機のEOS 5D Mark IVを使用しましたが、「もっと高画素の最新ミラーレスを試してみたい」「紅葉を撮るために、普段買えないような超望遠レンズや、明るい単焦点レンズを使ってみたい」と思ったことはありませんか?
そんな写真好きの強い味方になってくれるのが、カメラ機材のサブスクリプションサービス「GOOPASS(グーパス)」です。 月額定額制で、約2,500種類以上のカメラボディや交換レンズを入れ替え放題でレンタルできる画期的なサービスです。例えば、私が使っている5D Mark IVからのステップアップとして最新の「EOS R5」と高解像なRFレンズのセットを借りて、新宿御苑の紅葉のディテールを圧倒的な解像度で描写する、といった使い方が気軽にできてしまいます。 紅葉シーズンという”ここぞ”という撮影の時だけ、自分の持っていない画角のレンズをサブスクで追加して持ち出せば、写真のバリエーションが劇的に広がります。購入前に使用感をじっくり試したい時にも最適なので、機材沼にハマっているカメラマン(私も含め!)には絶対におすすめのサービスです。
まとめ:都会の喧騒を忘れる、秋の絶景撮影リトリート
いかがでしたでしょうか。 新宿御苑は、東京の中心地にありながら、日々の忙しさや都会の喧騒を忘れさせてくれる圧倒的な自然の力を持っています。燃えるような紅葉と、澄み切った秋の空、そして高層ビルのシルエットが織りなす風景は、何度訪れても新しい発見とインスピレーションを与えてくれます。
今回は私の愛機である「EOS 5D Mark IV」と「EF24-70mm F2.8L II USM」の組み合わせで撮影した記録をお届けしましたが、スマートフォンでも十分に美しい写真が撮れる素晴らしいロケーションです。 ぜひ今年の秋は、暖かいコーヒーとカメラを片手に、新宿御苑へ秋の絶景探しに出かけてみてください。きっと、あなただけの特別な一枚が撮れるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!次の撮影記でまたお会いしましょう。
